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富士通、SPARCへの継続的投資を強調--Oracle OpenWorldにて - (page 2)

谷川耕一

2010-09-22 18:55

 次に豊木氏は、Oracleとのパートナーシップについて語った。富士通がSun Microsystemsと共同で技術開発を行ってきた結果として現在のSPARCプロセッサがあり、SPARCプロセッサはエンタープライズな要求に応えられるものになっていると豊木氏は言う。現状ではオープンシステムありながらメインフレームに匹敵する信頼性を発揮することに成功しており、多くの企業の基幹系業務で採用され高い評価を受けていると自信を見せた。基幹系業務を処理するシステムとして評価されるためには、ビジネスの継続性の確保、柔軟性、容易な拡張性がなければならない。豊木氏は、これらの要件をもっとも満たすサーバーシステムがSPARC Enterprise上でSolarisを動かすものであり、Oracleと富士通の組合せこそが信頼性高く容易に運用できる環境だと断言した。

 この要件はそのままクラウドコンピューティングの世界でも適用されると豊木氏。パブリッククラウドがすべての顧客の要望を満たすものではなく、プライベートクラウドも重要だとした。そのプライベートクラウドでは、従来よりもさらに高度な信頼性、可用性が求められる。そういった高度な要求にもSPARC Solarisの仮想化であるコンテナ技術の活用で応えることができると豊木氏は言う。これらを実現してきた背景には、富士通とOracleの強力なパートナーシップがあり、それはOracleの設立当初から続くものだとしている。強力なパートナーシップの証として、日本や英国でこれまでにもOracleのパートナーアワードを獲得してきたが、今回はさらにグローバルなパートナーアワードも獲得したことが強調された。

 さらに両社のパートナリングビジネスの実績として事例も紹介された。NTTドコモの顧客管理システムである「ALADIN」では、数テラバイト規模の顧客データを管理しており、全国にあるドコモショップの受付業務などでもリアルタイムに利用されている。Oracleと協業し設計から本番稼働に3年間かけてシステムを構築し、現在ではパフォーマンスも信頼性もNTTドコモの期待以上のものを提供できているとのことだ。

 「Sun MicrosystemsがOracleと一緒になり、SPARC Enterpriseの将来はきわめて明るいものになった」と豊木氏。富士通単体としては、より高性能なハードウェアを常に開発し続けていくが、システムはハードウェアだけでは成り立たない。そのため、Oracleと協業することで顧客にとってよりよいシステムが生み出せる。「今後もOracleは最重要なパートナーだ」と言い、SPARC Enterpriseに投資を続けることを約束した。そして、「富士通は今後も顧客にフォーカスしてよりよい製品を出し続けていく」と宣言し、豊木氏は講演を締めくくった。

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