IEプラグイン「Google Chrome Frame」安定版が登場

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一 2010年09月24日 11時45分

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 旧バージョンの「Internet Explorer(IE)」に最新ブラウザの機能を組み込むプラグイン「Google Chrome Frame」が「安定版」になった。これでChrome Frameを広く利用してもらう体勢が整ったとGoogleは考えている。

 プログラマーのTomas Gunnarsson氏とRobert Shield氏は米国時間9月22日のブログ投稿で、「何カ月もかけて調整した結果、Google Chrome Frameは『Windows Vista』および『Windows 7』上で3倍も速く起動するようになり、ほかのプラグインとの最も一般的なコンフリクトも修正された」と述べている。1年ほど前に開発者向けプレビュー版が登場したChrome Frameは、2010年6月にベータ版に進んだ。その際プログラマーのチームは、6週間というサイクルでリリースされるスタンドアロンの「Chrome」ブラウザに合わせて、Chrome Frameをさらに改善していくと約束していた。

 ウェブ開発者の間では「IE6」の評判がよくない。標準にきちんと対応しておらず、JavaScriptのサポートが遅く、設計上の安全性が高くないことを、開発者側が考慮しなければならないからだ。当のMicrosoftもまた、IE6が置き換えられることを強く望んでいる。しかし、Chrome Frameはこの問題へのアプローチとして不可解だ。IE6が誕生した2001年以降、IEには2つのメジャーリリースが登場しているし、ほかにもIE6に代わる無料のブラウザがいくつもある。新しいブラウザをインストールする代わりに、IEの脳移植を選ぶ理由が見えてこない。

 Chrome Frameはほかにも課題を抱えている。ウェブサイトの運営者がChrome Frameに対応するには、ページを読み込む際にChrome Frameが参照するコードを1行追加しておかなければならないのだ。

 IE6は「Windows XP」とセットで出荷された。Windows XPは、特に企業環境で現在も広く利用されており、社内アプリケーションがほかのブラウザでは機能しないというケースがある。IE6を使うのをやめたいけれど、システムが会社のIT部門によって固定されていてできないという人も多い。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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