DTS、情報漏えい対策の新サービス「EAGISCORP」発表--SMB市場の開拓目指す

冨田秀継(編集部)

2010-09-27 14:50

 DTSは9月27日、情報漏えい対策の新サービス「EAGISCORP」を発表した。PC操作のログ収集と分析も可能で、分析には同社のBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「データスタジオ@WEB」をカスタマイズした機能が提供される。SaaS形式で10月1日から提供を開始する。

 EAGISCORPは、情報漏えい対策を中心とした情報セキュリティ対策を提供するサービス。クライアントPCにエージェントをインストールしてPCの操作ログを収集し、状況に応じて警告や禁止などを発して操作を制御する。操作ポリシーはインターネット経由でクライアントPCに適用できるほか、機能限定サービスからフル機能版へ追加インストール無しでアップグレードすることも可能だ。

 価格は、ログ収集機能版が1端末あたり月額600円(税別)。発売記念キャンペーンを展開中の現時点では、月額500円(税別)で提供されている。また、フル機能版は1端末あたり月額980円(税別)。カスタマイズ版は個別の見積もりとなる。最小契約数は20ユーザー。

 EAGISCORPのベースとなった製品は、インテリジェントウェイブの情報漏えい対策製品「CWAT」。同製品は、金融機関や中堅以上の規模を有する企業を中心に、50万台以上の導入実績があるという。DTSではインテリジェントウェイブと代理店契約を結んでおり、「CWATの販売も手がけていたが、中堅中小企業へのアプローチを強めるためにSaaSの提供を始める」(DTS 広報部)。今後はEAGISCORPで、中小企業、支社や店舗数の多い企業、海外拠点の多い企業など、新たなマーケットでの採用増を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]