情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月5日、のれんずプロが提供するコンテンツ管理システム(CMS)「AD-EDIT2」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
3.0.8以前のバージョンに、サイト内検索プログラム[search.cgi]でXSSの脆弱性が存在する。悪用されると、ユーザーのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。
のれんずプロでは、3.0.9以降では脆弱性が解消されているため、該当するユーザーはアップデートを行うか、セキュリティを修正したプログラムに差し替えるよう呼びかけている。JPCERT/CCによる脆弱性分析結果では、「攻撃経路」「認証レベル」「攻撃の難易度」のいずれも「高」の評価、「攻撃成立に必要なユーザーの関与」を「中」と評価している。