Ubuntu 10.10インストールガイド - (page 2)

海上忍

2010-10-14 16:30

インストールの準備

 次に現れる「Ubuntuのインストール準備」画面には、2つの要チェック箇所がある。最初の「インストール中にアップデートをダウンロードする」をチェックすると、Ubuntu 10.10のリリース後に更新されたパッケージ(収録物)がある場合、インストールと並行して自動アップデートが実行される。今回のようにリリース直後の場合は、チェックしなくても大差ないだろう。

  • インストールのオプションは2つ、必要に応じてチェックする

 もう1つの「このサードパーティ・ソフトウェアをインストールする」は、Fluendo MP3プラグインをインストールする場合にチェックする。このプラグインは、GStreamer(多くのマルチメディア系アプリケーションに使用されているフレームワーク)に使用されているため、Ubuntuで動画や音楽を再生する場合にはチェックしておこう。

ディスク領域の割り当て

 Ubuntu 10.10では、インストール先のHDDに2.6Gバイト以上の容量を必要とする。ディスク上にはスワップ領域などのパーティションが作成されるため、全体が未使用、または内容を消去しても構わないHDDの利用を強く推奨する。「ディスク領域の設定」画面には、3つの選択肢が用意されているが、本稿では未使用のHDDをインストール先とすることを想定しているため、「ディスク全体を削除してから使用する」を選択した。

 すでに他のOSがインストールされているHDDをインストール先とする場合は、「他のOSと共存させてインストールする」を選択する。このオプションを選択すると、ドラッグ操作でパーティション容量を変更できる画面が現れるので、必要に応じてサイズ調整を行う。この選択肢ではHDDは初期化されないが、HDDにはブートローダーの「GRUB」がインストールされるので、以降のブート時にはOSを選択する画面が現れることになる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]