非構造データ分析とインメモリ活用でBIはさらに改善する--SAP - (page 3)

末岡洋子

2010-10-22 12:09

--9月に「SAP BusinessObjects Analytic Applications」(BAA)を発表しました。業界特化型のBIですが、なぜBAAのような製品が必要だったのでしょうか? 開発の経緯を教えてください。

 さまざまな理由があります。OLAPアプリケーションで日々コンテンツをキャプチャしており、ビジネス分析分野で幅広いコンテンツにアクセスできるのはSAPだけだと自負しています。マスターデータドメインでキャプチャされた情報、Business Warehouseに格納されている情報を把握しているだけでなく、25に渡る業種特有のベストプラクティスを持っています。これを活用すべく、キャプチャしたコンテンツを各業種が持つ繰り返し可能な分析プロセスに適用することができないか、と考えました。

 BusinessObjects時代から、コンテンツにアクセスできるというのは1つの夢でした。LOB(Line of Business)やビジネスプロセスと深く組み合わせることができる――これは大きな可能性をもたらします。

 BAAは事前統合済みなので、容易に利用できます。Business WarehouseとBIの両方に付加価値をつけられます。まずは財務サービス、通信、消費財など6つの業種向けに発表しました。今後毎四半期ごとに業種を増やしていきます。

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