日本IBMは10月25日、中国銀行が提供する「ちゅうぎんインターネット・モバイルバンキングサービス」のサービス拡充を図るためのシステム構築を支援し、同システムが10月24日に稼働を開始したことを発表した。
中国銀行では今回のサービス拡充により、原則24時間、パソコンや携帯電話を利用して新規申し込みが可能となった。携帯電話からの申し込みについては、西日本地域の地方銀行として初のサービスだという。
今回の申込み方法追加により、顧客が来店することなくインターネットだけで新規申し込みが完結するようになった。さらに原則24時間申し込みを受け付けるため、顧客の利便性をより一層向上させることができるとしている。
日本IBMは、インターネットサービスや音声系サービスなど、顧客との接点(チャネル)におけるサービスについて、複数の金融機関で共同利用できる「IBM チャネル共同センター・サービス」を提供している。今回稼働を開始した中国銀行のシステムは同サービスの機能拡張により実現しており、日本IBMでは今後、同サービスの他銀行への展開を図っていく考えだ。