7. 持続可能性(コスト削減に貢献)
多くの企業が「持続可能性」(Sustainability)に関心を持つようになった。Kutnick氏は、「持続可能性はグリーンITという言葉に言い換えることができる。コスト効率を上げていくと言うことに尽きる」と端的に説明してみせる。
企業活動が環境に与える影響を軽減させる――そのためのコストを少しでも下げることが、引いては持続可能性につながるというわけだ。持続可能性に関する活動を上手に展開することで、社会からの印象も良くなり、間接的に収益の向上につながる可能性もあるとしている。
以上の7つが今後3年間にわたって重要だと考えられているテーマだ。上ではいくつかのテーマについて「コスト削減に貢献」と書いたが、Kutnick氏は「支出を削ることは、効率化に貢献するということ。まわりまわって収益増につながっていくものだろう」と述べている。
Kutnick氏は、東京・台場で開催中のガートナー ジャパン主催カンファレンス「Gartner SYMPOSIUM ITxpo 2010」に合わせて来日した。同カンファレンスの会期は10月27日まで。ZDNet Japanではその模様を随時お伝えする。