スカイライトコンサルティング、feedpath Gadgetを全社導入

富永恭子(ロビンソン)

2010-10-26 19:28

 スカイライト コンサルティングは、Google Appsの導入と併せて、フィードパスのGoogle Appsを拡張するガジェット「feedpath Gadget」を全社導入した。10月26日、フィードパスが発表した。

 feedpath Gadgetは、Google Appsで提供されているGoogle カレンダーをグループ利用向けに機能拡張するガジェット。Google Apps Marketplaceから登録することで、Google Appsのユニバーサルナビゲーションに統合されシームレスに利用可能だという。主にGoogle カレンダーのグループ機能強化を目的として設計されており、スカイライトは135アカウントで全社導入した。

 スカイライトは、これまで大規模向けグループウェアを自社で運用し、そのスケジュール機能を活用していたため、社外からのアクセス方法や使用するデバイスに制約があった。しかし、社外で業務を行うコンサルタントから「スケジュールはどこからでも手軽に見たい」とのニーズがあがっていたという。また、ビルの定期メンテナンスによる停電や、機器障害の可能性を排除できないことから、24時間365日の運用は難しい状況だったとしている。

 同社では、クラウドサービスを利用し、PCやスマートフォンなど多様なデバイスからアクセスすることを検討。その結果、スケジューラに関しては、アウトソーシングすることによる品質低下やセキュリティのリスクが極めて少なく、近年ではむしろ向上するケースも多いことから、Google Apps Premier Editionを導入する方針に至ったという。

 Google Appsの導入によって利便性の向上は期待できたが、慣れ親しんだ「グループ」でメンバーの予定を一覧表示できる機能がないという新たな問題が発生した。そのためスカイライトでは、Google Appsの導入検討と合わせ、サードパーティーによるカレンダーソリューションをいくつか検討したとしている。しかし、当初は専用画面に別途ログインが必要で、アカウントの二重管理が発生したり、しっかりとした画面の作り込みにより動作が緩慢になっていたりとスカイライトの求めるソリューションは見つからなかったという。そこでさらにソリューション調査を進めた結果、feedpath Gadgetを知ることとなり、採用に至ったとしている。

 feedpath Gadgetの採用にあたっては、導入や利用方法が簡単な上、グループカレンダーの一覧性の高さと手軽さにおいて優れていること、さらに、Google Appsにはないグループカレンダー機能だけをシンプルに補っていることがもっとも評価されたという。さらに、別途ログインの必要がなく、アカウントの二重管理が不要なため、導入コストおよび管理コストが不要であること、また、Appsのデータを持たないシンプルなアプリケーション設計で、情報セキュリティ的に評価が高いことなとが導入の決め手となったとしている。

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