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オラクルのエリソン氏、HP新CEOのアポテカー氏の証言を要求--SAPとの著作権侵害訴訟で

文:Steven Musil(CNET News) 翻訳校正:編集部

2010-10-28 06:30

 ドイツのソフトウェアメーカーSAPによるOracleソフトウェアの窃盗に関する訴訟をめぐり、Oracleの最高経営責任者(CEO)であるLarry Ellison氏は米国時間10月26日、Hewlett-Packard(HP)に対し、同社新CEOのLéo Apotheker氏に証言をさせるよう要求した。Apotheker氏は当時、SAPでCEOを務めていた。

 OracleとSAPによる訴訟は3年以上にわたって続いている。Oracleは当時SAP傘下にあったTomorrowNowが著作権を侵害したと主張している。TomorrowNowは、2008年に事業停止するまでOracle製品に対するアップデートとサポートを提供していた。SAPはすでに、TomorrowNowの従業員が不正にOracleのコンピュータにアクセスし、特定のOrale製品のコードとサポート情報をダウンロードしたことを認めているが、10億ドル以上というOracleの賠償請求には難色を示している。

 Ellison氏は「この窃盗の大部分は、Apotheker氏がSAPのCEOだったときに発生した」と声明で述べ、HPに対して同社新CEOを参考人として出席できるように求めた。Ellison氏によると、同氏は数週間前にApotheker氏がこのソフトウェア窃盗に関与していたと非難した際、HPの会長であるRay Lane氏はApotheker氏を擁護し、「Oracleは数年間この件を争ってきたが、Apotheker氏が関与していたとするいかなる証拠も提出していない」と書簡で述べたという。Ellison氏はこれに対し、「これこそが、来週月曜日から始まる審理で計画していることだ」としている。

 「Ray Lane氏は、Léo Apotheker氏がSAPの単独CEOになったあとも8カ月にわたって引き続きOracleの持つ資産の窃盗を可能にした理由に関して、同氏に宣誓証言させるリスクを冒したくないのだろう」とEllison氏は述べ、「わたしの間違いであってほしいが、HPの新会長であるLane氏は、HPの新CEOであるApotheker氏に、この審理が終わるまで裁判所から遠く、遠くに離れていてほしいのだろう」と語った。

 HPは、Apotheker氏がこのソフトウェア窃盗に関して何も直接的な情報は持っていないと否定し、Ellison氏の声明を嫌がらせであるとした。

 HPは声明で、「Oracleは、Léo(Apotheker氏)の2008年10月の証言録取書の時、同氏に質問する十分な機会があったにもかかわらず、同氏がHPのCEOに指名されるまで、法廷の証人として含めていなかった」と述べ、「Léoのこの問題での限られた情報と役割を考慮すると、同氏を法廷に呼び出そうとするOracleの土壇場の取り組みは、同氏を悩ませ、HPのCEOとしての同氏の義務と責任を妨害するもの以外なにものでもない」と述べている。

 Apotheker氏は9月、HPのCEOとして指名された。同氏は19年間にわたってSAPに勤め、2008年〜2010年の間はCEOを務めていたが業績不振をめぐる混乱の中、2月に同社を退職した。

 Apotheker氏は、Mark Hurd氏の辞任によって空位になっていたHPのCEO職を引き継いだ。Hurd氏は、セクシュアル・ハラスメントと経費報告に関するスキャンダルのなか、HPからの退職を余儀なくされた。Ellison氏は、この決定についてHPの取締役会を強く非難した。Hurd氏は後に、Oracleの共同社長に指名され、同社の取締役会に任命されている。

 Apotheker氏は11月1日から新ポストで業務を開始する予定となっているが、同じ日には、この著作権侵害の審理が開始する予定となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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