ビッグデータにはビッグアナリティクスが必要--Teradata PARTNERS 2010 - (page 4)

田中好伸(編集部)

2010-10-29 12:02

 その中間となるSingularityには“Semi-Structured”つまり“準構造化データ”とも言えるものを格納している。たとえば、サイト上でのユーザーのIPアドレスや訪問時間、クライアントソフトなどを記録したログを準構造化データとしてSingularityに格納している。

Hadoopと既存のデータウェアハウスは相互補完

 イベント3日目となる10月26日に開かれたメディア向けパネルディスカッションにRatzesberger氏が参加している。パネルディスカッションの中でRatzesberger氏は、Teradata製品とHadoopベースのデータ基盤の関係性について「どちらにも一長一短があり、相互補完の関係にある」と説明する。

 「Hadoopはバッチ処理に使うことができる。柔軟性に優れているが、ガバナンスが大変だ。その一方でTeradataのようなエンタープライズデータウェアハウスは同時に利用するユーザーの数が多いというメリットがある」(Ratzesberger氏)

 Ratzesberger氏はこう述べ、Hadoopと既存のデータウェアハウスは、適材適所で活用するべきだと主張している。

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