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SAPが2010年5月に発表したSybaseの買収は、ここ数年のSAPの戦略を語る上で非常に重要な意味を持つ。業務アプリケーションでOracleなどと激しい競争を展開するSAPは、Sybaseの技術で「モバイルエンタープライズ」の実現を進めており、守りから攻めに転じる機会となるからだ。
SAPが10月に米ラスベガスで開催した技術カンファレンス「SAP TechEd 2010」において、SAPモビリティ事業部で製品管理担当バイスプレジデントを勤めるThorsten Stephan氏に、Sybaseの技術で実現するモバイルエンタープライズを聞いた。
Sybase買収に至った経緯について、Stephan氏は次のように説明する。
「Sybaseの買収前から、業界特化型のモバイルシナリオにフォーカスしてモバイル戦略を進めてはいた。しかし、スマートフォンなどの優れたユーザーエクスペリエンスを提供する端末が登場し、状況が変わった。これらの端末はCPU、メモリ、バッテリ持続時間なども改善している。同時に、3Gなど無線技術の普及も進んだ」
端末側と無線インフラ側の両方が進化し、従業員がすでにスマートフォンを持っているという企業も多い。こうした新しい状況を活用するのが、SAPのモバイル戦略だ。
「従業員を取り巻く環境がモバイルに対応するとメリットは大きい。たとえばサプライヤーがモバイル対応し、モバイルアプリを利用してデータのやりとりが可能になると、生産性が上がり、コストは下がる」
ここでSybaseのモバイル技術を見てみよう。
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