こんなPCは時代遅れ--買い換えをうながす5つのきっかけ

文:Brien Posey(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2010-11-05 08:00

 愛用しているシステムに別れを告げるというのは辛いことかもしれない--そのシステムに対して大金を注ぎ込んできているという場合にはなおさらだろう。しかし、別れを決断すべきというケースもある。本記事では、時代遅れのハードウェアをお払い箱にするという決断を行ううえでのきっかけを5つ挙げている。

 ハイエンドのPCでも、いつかは時代遅れになる。これは人生における悲しい事実の1つと言えるだろう。大金を投資してきたシステムであればなおさら、引退させざるを得ない状況に陥ったとしても今一つ踏ん切りがつかないかもしれない。結局のところPCについては、修理か、(再度の)アップグレードか、買い換えのいずれかを選択するしかない場合もしばしばある。幸いなことに、時代遅れのPCを引退させる時が来たことを知らせる兆候というものがいくつかある。以下にこういった兆候を紹介する。

#1:パーツを見つけるのが困難となる

 コンピュータを稼働させ続けるために必要なパーツの入手が難しくなった場合、そのコンピュータは買い換えるしかなくなるだろう。筆者は数年前、まさにこういった状況に陥ったことがある。

 筆者は自宅で仕事をしているため、使用するハードウェアはすべて自費で賄っている。その中の1台であるネットワークサーバは、多少老朽化していたものの、まだまだニーズを満足できていたため、引退させるつもりはまったくなかった。しかもそのサーバは、筆者が購入したコンピュータ機器のうちで最も高価なものであったため、出来る限り長く使うつもりでいた。

 ところがある日、そのサーバの電源ユニットの寿命が尽きてしまったのである。しかも困ったことに、該当電源ユニットは販売を終了していたのだった。このコンピュータは電源ユニット以外、どこも悪いところがなかったにもかかわらず、パーツの入手が不可能という理由でリプレースするしかなくなったというわけだ。この話に救いがあるとすれば、そのコンピュータの購入後にテクノロジが大きく進化していたため、以前のものより高い性能のコンピュータを1000ドル未満で購入できたことくらいである。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]