Appleは米国時間11月5日、同社の大規模企業向けサーバである「Xserve」の販売を2011年1月31日で終了するという通知を同社サイトに掲載した。
ただしAppleは、保証とカスタマーサービスを含む同ハードウェアのサポートは継続する予定と述べている。
同社の動向を詳しく知る人は、Xserveの突然の販売停止にそれほど驚かないだろう。Appleは同ハードウェアを2009年4月からアップデートしていない。同社が通常、9カ月〜1年の周期でハードウェアをアップデートすることを考えると、ずいぶん長い期間アップデートされていないことになる。
Appleはこれに代わる製品を提供する。2999ドルからの価格で提供される「Mac Pro」のサーバエディションだ。Intelの2.8GHzのクアッドコア「Xeon」を搭載するが、最大構成で2.93GHzの6コアXeonプロセッサを2基、メモリを32Gバイトまで搭載することが可能である。また、ハードドライブベイを4つ備え、「Mac OS X Server Snow Leopard」が稼働する。
Appleは最近、エンタープライズコンピューティングにおけるシェアを拡大しようとする動きを見せている。IDCによると、2010年第3四半期の商用コンピュータ全販売台数におけるAppleのシェアは3.6%であったという。
Appleは、「iPhone」と「iPad」をエンタープライズ用デバイスとして推進しており、同社のハードウェアを大企業や政府機関に販売するための契約を、Unisysと最近締結した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。