エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)は11月9日、米Wyse TechnologyがVMwareと協力して開発した、VMware専用のシンクライアント端末「Wyse P20」の国内販売を開始した。
Wyse P20は、「VMware View」をサポートし、3次元グラフィックスなどの画像処理にも対応する「PCoIPプロトコル」に対応したクライアント端末。PCoIP(PC over IP)は、高性能PCやワークステーションが必要とされるハイエンドユーザー向けアプリケーション環境に対して、デスクトップ仮想化のメリットを提供する新たな画面転送プロトコル。このプロトコルの採用により、CAD/CAM、3D立体モデリング、ビデオ編集、リッチメディアなど、ハイエンドなアプリケーションをVMware製品とWyse P20で構築される仮想デスクトップ環境で利用できるという。
Wyse P20は端末に埋め込まれたファームウェアにより、VMware View 4.xまたは他のPCoIPホストに接続できる。一般的なローカルOSを必要としないため展開が容易で、ローカルでのウィルス対策も必要がないため、管理の手間も最小に抑えられるとする。
外部接続端子としては、USBポート×4、シングルリンクDVI-Iコネクタ×2を備え、最大1920×1200のデュアルディスプレイをサポートする。