#4:MDB Viewer
MDB Viewerを使うことでMicrosoft Accessデータベース上のデータ(.mdbファイル)を読むことが可能になるため、時間や手間、気苦労を大きく減らすことができる。なお、これはMDB Toolsのユーザーフレンドリーなインターフェースとして動作する。もしもMDB Viewerでは物足らないと感じるのであれば、KDEベースのデータ管理アプリケーションであるKexiを試してみるのもよいだろう。
#5:Okular
Okularは、Mac OS Xにおけるプレビューツールのようなものである。Okularは万能型のファイルビューアであり、PDFや画像、PostScript、DjVu、CHMをはじめとする数多くのファイル形式に対応している。Okularを使用することで、ドキュメントの印刷や、テキストの抽出、情報の閲覧、ドキュメントの検索といったことが可能になる。Okularの開発者は現在、PDFドキュメントに対して注釈を追加する機能に取り組んでおり、これが実現すればさらに便利なツールとなるはずだ。
#6:GoldenDict
GoldenDictは、辞書に対するニーズをすべて満たすワンストップショップとでも言うべき辞書マネージャである。GoldenDictを使うことで、BabylonやStartDict、dictd、ABBYY Lingvoをはじめとするさまざまな種類の辞書を管理できるようになる。また、Wikipedia/Wictionary/Media-Wikiから検索を行ったり、検索した単語の発音を聞けるforvo.comを利用することもできる。さらに、語幹抽出にHunspellをベースにした形態素解析を用い、スペルに基づいた提案を行う単語検索も行えるようになっている。社内で複数の辞書を使用しているのであれば、GoldenDictのような辞書マネージャが必要となるはずだ。
#7:Simple Scan
Simple ScanはUbuntuに搭載されているスキャンユーティリティであり、その名が示す通りシンプルさを特徴としている。Simple Scanのユーザーフレンドリーなインターフェースのおかげで、どんなレベルのユーザーであっても、スキャンした内容を画像ファイルやPDFファイルに書き出すことができるはずだ。ただ残念なことに、使用しているスキャナがLinuxでサポートされていないものである場合、Simple Scanはうまく動作してくれない。なおSimple Scanは、Ubuntu用としてCanonicalが開発したユーティリティであるが、現在ではFedoraなど、他のディストリビューションでも利用可能となっている。