Microsoftが、同社のフォーラムや技術サイトの傑出したユーザーに謝意を伝える手段として、新しい表彰プログラムを立ち上げた。
「Community Contributor Award」と銘打たれた新プログラムは、同社のオンラインコミュニティーである「MSDN」「TechNet」および「Microsoft Answers」で格段の貢献をしたユーザーをたたえることを目的としている。この3サイトには現在、約400万人ものアクティブユーザーが訪れている。
同プログラムのFAQ(よくある質問)ページによると、該当サイトで新しいコンテンツを作った人から、ジャンク投稿や釣りに目を光らせるモデレーターまで、誰もがこの賞を与えられる可能性があるという。
表彰を受けるにふさわしい人を選ぶ公開投票やノミネート制度はない。賞はMicrosoftが選んだ人に与えられる。
このプログラムは、MicrosoftのMost Valuable Professional(MVP)アワードプログラムとは別に行われる。MVPはノミネート制度を持ち、知識と貢献を重視する賞で、技術関係の専門家が対象になっている。また、Microsoft MVPでは、12カ月間の活動が対象になるのに対し、Community Contributor Awardは対象サイトで行われた過去6カ月の活動をもとに選定される。Microsoftが1999年に一度MVPプログラムの廃止を計画し、数日後にその決定を撤回したことは有名な話だ。現在では全世界に約4000人ものMVPがいる。
Community Contributor Awardの受賞者はこのタイトルを1年間保持するほか、Microsoft Pressが運営する「E-Reference Library」へのアクセス権が与えられ、12カ月間、Microsoft Pressの書籍400冊が閲覧可能になる。このほか、オフィスやキューブ(オフィス内の間仕切り)への掲示用に印刷可能な証明書と、ユーザープロフィールに張り付けられる賞のロゴが、Microsoftから提供されることになっている。
第1回の受賞者は11月第3週に発表され、その後は受賞者の発表が月に1回あるとMicrosoftは説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。