何をクラウドに移すべきか--クラウドに移行可能な10のアプリケーションを紹介 - (page 3)

文:Justin James(Special to TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎

2010-11-17 08:00

8.共通のアプリケーションコンポーネント

 開発プロジェクトには常に「作る」か「買う」かという問題がつきまとうが、クラウドはそこに新たな趣向を付け加えている。コンポーネントやライブラリの範囲だとされてきた多くの機能が、今ではウェブサービスとして(多くの場合従量課金で)提供されている。こうしたサービスは、さまざまな低レベルの機能を組み合わせて、総合的な別個の製品にしている場合もある。こうしたウェブサービスがどれだけ多く提供されているかを知ったら、また利用シナリオによっては、自分のサービスを作るよりもそれらを使った方がどれだけ合理的かを知ったら、きっと驚くだろう。

9.基本的なオフィスアプリケーション

 Microsoft Officeのすべての機能が必要なら、もちろんこれは問題外だ。しかし、あなたの会社がOfficeの機能セットの一部しか使っていない多くの組織の1つなら、オンライン版のOfficeの代用品(あるいはMicrosoftのオンライン版Office)に注目してみてもいいかもしれない。正直に言って、わたしはこんなことが可能になる日が来るとは思っていなかったが、一部の会社にとっては確かにこれは合理的かもしれない。この問題は、ユーザーたちの日常的な作業に直接的に大きな影響を与えるため、この判断をする前には、ユーザーと密接に連携を取った方がいいだろう。

10.バッチ処理アプリケーション

 クラウドに向くタイプのアプリケーションの1つに、データウェアハウスなどのバッチ処理アプリケーションがある。運用を混乱させることなく、必要なデータをクラウドに供給できる限り(例えば、物理メディアの送付によるデータの入力や、時間のかかる同期など)、クラウドの素早くキャパシティを調節できる能力は、大きな節約につながる可能性がある。例えば、週に1回だけサーバ15台分の計算能力が必要なジョブがあるという場合、サーバルームに15台のサーバをアイドルさせておきたいと思うだろうか。その代わりに、そのタスクを修正して15個のクラウドインスタンスを開始するようにしておいて、そのプロセスを実行し、その後はシャットダウンするという方法もある。このようなシナリオでは、クラウドコンピューティングで大きな効果が得られることは明らかだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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