日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月26日、統合インフラソリューションの新ラインアップとして、HP-UXをサポートした「HP BladeSystem Matrix with HP-UX」を発表した。12月7日より受注および出荷を開始する。
HP BladeSystem Matrixは、HP BladeSystem c7000エンクロージャ、HPバーチャルコネクト、HP Insightソフトウェア、共有SANストレージといった製品群とHP Factory Expressサービス、インストレーションサービスを包括したITインフラのアプライアンス製品。HP BladeSystem c-Classの技術を中核にパッケージ化することで、統合化、自動化されたITインフラに必要なすべてのコンポーネントを、導入サービスまでを含めて構成済みの状態でユーザーに提供するという。
同製品は、ワンパッケージでITインフラストラクチャの構築に必要なすべての製品が手に入るHP BladeSystem Matrixの手軽さと、HP-UXのミッションクリティカル環境に対応する信頼性を融合させているとする。第2世代HP Integrityブレードサーバを搭載し、HP-UXの様々な機能を合わせて提供することで「パッケージ化された、導入が容易なミッションクリティカルクラウド基盤」を実現できるという。用途としては、Oracleのようなデータベース環境やSAPなどUnix上で稼動する業務アプリケーションを、プライベートクラウドの考え方を用いて提供する基盤に最適としている。
HP BladeSystem Matrix with HP-UXの参考価格は、2984万4150円より。日本HPでは、導入する際に共有SANストレージとして「HP StorageWorks」製品、また管理サーバとして「HP ProLiant DL360 G7」1台を追加することを推奨している。