Windows Sysinternalsの必携ツール10選 - 6/11

文:Derek C. Schauland(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2010-12-10 08:00

#1:PsListとPsKill  現在Microsoft Technet上で提供されているWindows Sysinternalsというツール群の歴史は古く、2006年まではWinternal Softwareという会社が運営するSysinternalsというウェブサイト上で提供されていた(Winternal Softwareは2006年にMicrosoftによって買収されている)。Sysinternalsには、Windows向けの便利なツールが数多く含まれており、その中にはWindowsに標準搭載されているツールよりも使い勝手に優れているものもある。なお、これらのツールは個別に入手することも可能であるが、一括でダウンロードするのが最も手軽だろう。本フォトレポートでは、こういったツールの中から筆者が特に気に入っているもの(あるいは最もよく使用しているもの)を10個選んで紹介している。  PsListとPsKillをまとめて紹介している理由は、たいていの場合、この2つのツールをこの順序で使うことになるためだ。具体的には、PsListを用いて実行中のプロセスを表示し、終了させたいプロセスのIDを見つけた後、PsKillにてそのIDを指定して該当プロセスを終了させることになる。  画像を見てもらえれば分かるように、PsListでは表示する情報をいろいろと指定できるようになっており、嬉しいことにローカルマシンとリモートマシンのいずれでも使用可能となっている。PsKillもPsListと同様、リモートマシンのプロセスに対しても使用することができる(違いは、PsKillではプロセスIDを指定して該当プロセスを終了させるという点だ)。
#5:Autoruns

 マルウェアというものは、感染システム上のスタートアップフォルダや、その他の場所に潜んでいることが多い。このため、スパイウェア/マルウェアの感染を検知し、それらを除去することは非常に難しいのである。Autorunsはこういったマルウェアの対策に役立つツールである。このツールは、Windowsの立ち上げ時に自動起動されるアプリケーションの格納場所をチェックし、タブを使った分かりやすいGUI形式で表示してくれる。また、Microsoftの署名を持ったエントリを非表示にし、システム起動時のリストから怪しくないものの表示を省くこともできる。

#5:Autoruns

 マルウェアというものは、感染システム上のスタートアップフォルダや、その他の場所に潜んでいることが多い。このため、スパイウェア/マルウェアの感染を検知し、それらを除去することは非常に難しいのである。Autorunsはこういったマルウェアの対策に役立つツールである。このツールは、Windowsの立ち上げ時に自動起動されるアプリケーションの格納場所をチェックし、タブを使った分かりやすいGUI形式で表示してくれる。また、Microsoftの署名を持ったエントリを非表示にし、システム起動時のリストから怪しくないものの表示を省くこともできる。

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