4.セキュリティ方針を見直す
セキュリティは、一度決めたら後は放っておいていいという類のものではない。ITセキュリティに対する脅威は常に進化しており、組織のセキュリティ方針を効果的なものに保つには、こちらも進化させていく必要がある。
年末は大規模なセキュリティ監査を行うには最適の時期だ。その後は、会社のセキュリティ方針に適合していない、ネットワーク上のデバイスがないかを調べるといい。さらに、セキュリティ方針に合致してはいるが、もはや効果がないような状況についても考えてみる必要がある。例えば、何年も前、わたしのセキュリティ方針の1つに、すべての無線通信はWEPで暗号化されていなければならないというものがあった。しかしその後、WEPの暗号を復号化する方法が発見されたため、新しいセキュリティ標準が必要になった。この例は明らかに古すぎるものだ。しかしこれは、どういったことに注意すべきかということを示してくれる完璧な例だ。
5.トレーニングを受ける
変化を続けるITの世界にいるわれわれは、常に新しいことを学ぶよう期待されている。しかし、日常的な仕事で忙しく、トレーニングのクラスに出席する時間が取れないでいる。もし年末に余裕ができるようなら、以前からずっと先延ばしにしていた、トレーニングクラスに参加するチャンスかも知れない。
おまけのヒント:休みの時期を楽しむ
これは5つの提案の1つではないのだが、余裕のある時期を楽しむことを念頭に置いておくのも大事だ。誰しも、たまには休みが必要だ。1年間ずっと忙しく働いてきたのだ。ホリデーシーズンは、休みを取るいい機会かも知れない。
やり過ぎないように
確かに、ホリデーシーズンを多くのプロジェクトで忙しく過ごすことはできるだろうが、何かをやりたいという願望と、部下たちの士気のバランスを取る必要がある。昔、オフィスから人がいなくなるクリスマスイブに、サーバのアップグレードを行うのだと言い張る仕事中毒の上司がいた。その仕事はやる必要があったが、上司の言ったタイミングは、われわれがクリスマスに家に帰れないことを意味していた。ホリデーシーズンを1年を通じて先延ばしにしていた仕事をやるのに使うのはいいが、やり過ぎには注意すべきだ。
他には?
読者には、他に休みの間にやろうと計画していることはあるだろうか。あるいは、ホリデーシーズンも休めないくらい忙しいだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。