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宴会でいつもグチってしまうあなたへの10のツッコミ - (page 3)

富永恭子(ロビンソン)

2010-12-24 13:45

#7:「仕事が面白くない!」

 会社は「宝の山」だと考えよう。そこから盗めるものは、何でも盗んだほうがいい。いや、もちろん、お金や備品を盗めといっているのではない。盗むのは、知識や経験、人脈、ノウハウだ。

 社内には、多くのスペシャリストや経験豊富な先輩たち、そして取引先には専門家がいる。これらは会社の貴重な資源だ。それを盗めるだけ盗んでやる、そんな気持ちで仕事に取り組めば、退屈なんてしないはずだ。

 仕事が面白くないと感じるのは、自分の好奇心が萎えてしまっているかもしれない危険信号だ。そんなときには、宝探しの冒険にでかけよう。デスクに張り付いていないで、会社の中を回って資源を探し出し、片っ端から吸い尽くすつもりで行動を起こしてみる。それによって、業務に精通できるだけでなく、社内外のキーマンにコネクションができ、自分自身の市場価値が上がるのだ。

#8:「上司が尊敬できない! てか、頭悪い!」

 あなたが持っている「上司とはこうあるべきだ」という理想像は幻想に過ぎない。まず、その幻想を捨てよう。

 実際のところ、その尊敬できない上司にだって、そのまた上司がいて、プレッシャーに追われ、あなたと同じような悩みを抱えている。だから、間違いもすれば、感情的になったり、思いつきでムチャぶりもする。そもそも期待値が高いから失望するのであって、「まあ、こんなものだ」と考えれば、上司の未熟もそうは気にならないものだ。

 そして人というのは、自分が何かに打ち込み、没頭しているときは、他人のことなど気にはならないもの。上司が気になってイライラするようなら、自分がまだ不完全燃焼だということも自覚しよう。

 それでもダメなら、「上司に送りつけるという想定」で、誰にも見せない訴状を書いてみるのもいいだろう。言いたいことを全部吐き出してしまえば、まずはスッキリする。自分の中にマイナスの感情を溜め込まないことも、モチベーションを維持するためには必要なことだ。ただし、これはシラフの時にやること。酔った勢いでこぼした上司へのグチが、上司本人に届いてギクシャクしてしまったり、酔った勢いで書き殴った品のないメールを、これまた酒の勢いでうっかり本人に送ってしまったりしたら元も子もない。

#9:「仕事で失敗した。死にたい…」

 死んではいけない。そもそも、あなたの命で償わなければならないような仕事など、はじめからないのだから。それでも、「このまま消えてしまいたい」と思わずにはいられないような失敗で、気持ちがふさぐことはある。こんなとき、やってはいけないことは、まっすぐ家に帰って悶々とひとり悩むことだ。考え込む時間を作ってしまうと、さらに自信を失ってしまう。

 おすすめは、できるだけすぐに次の仕事に着手して、それに没頭すること。他のことをして気分転換する方法もあるが、結局楽しめず徒労感を味わうことが多い。むしろ、現実的なタスクに自分を集中させる方が不安解消には効果がある。仕事をこなしていくうちに、すっぽ抜けたように感じていた足元の地面を、再び感じ取れるようになる。立ち直りには、次の成果を期待するためのフックとなる目標が必要なのだ。

 気分が落ち着いてきたら、なぜ失敗したのかを客観的に見直そう。親しい友人に、失敗に至るまでの経緯を聞いてもらうのもいいだろう。話をしているうちに、自分の「ダメパターン」が見えてくるかもしれない。これは大事なことだ。失敗の最大のメリットは、再び失敗しないための教訓が得られることである。

 仕事の失敗は死ぬほど痛いものじゃない。転んだまま、動かずじっとしているから、だんだん悲しさが湧いてくるのだ。実際、転んでも、すぐに立ち上がる子どもには泣かない子が多い気はしないだろうか。

#10:「もう、こんな会社辞めてやる!」

 よく、責任感が強い人ほど、逃げ場を作らずに無理をしすぎるので「うつ」になりやすいと言われる。心に大きなダメージを負ってしまってからでは遅いので、兆候を感じたら思い切って休暇をとるなど、無理しすぎない判断は必要だ。

 いざとなったら「逃げる」ことは、考え方として「アリ」だ。会社に勤めていると、やりたいことばかりやれるわけではない。義務としてやらなければならない仕事ばかりが増えて、それだけに追われ続けることもある。そんなとき、我慢できないほど辛くなっても、いざとなったら「逃げる」という切り札を心の中に持っていれば、ギリギリまでがんばれるものだ。

 同様に、「会社を辞める」という選択肢を自分の中に持つのもいいだろう。もちろん、安易に会社を辞めるのは、現実逃避にすぎないし、実際に辞めるとなると、その後の身の振り方も考えなければならない。しかし、追い詰められているとき、「辞める」選択もあると考えると、不思議に心が軽くなったりする。それまで万力でギリギリと締め付けられていたような心が少し緩めば、余裕ができ、視野が広がり、次の目標が見えてくることもあるのだ。

 どうか楽しい年末の宴席を。そして、すてきな2011年を。

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