キヤノンITS、バックアップサービスにNECの「iStorage HSシリーズ」を採用

富永恭子(ロビンソン)

2011-01-06 20:34

 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、同社の提供する「ディザスタバックアップソリューション」のバックアップストレージとして、NECの「iStorage HSシリーズ(HYDRAstor)」を採用した。1月6日、NECが発表した。

 NECのiStorage HSシリーズは、デジタルデータのバックアップ、長期保管向けストレージ製品群。同社北米研究所で開発したグリッドストレージ技術をベースに、これまでサーバ、ストレージ事業で培った高性能、高信頼性技術を融合した次世代グリッドストレージだという。NEC独自のデータ圧縮、重複排除技術により、広く利用されているテープ並みの低コストで、高速アクセスを実現するとしている。

 今回、同製品が、キヤノンITSが都内2カ所と沖縄のデータセンターを活用して提供する「ストレージ/災害対策サービス」向けの一部に導入される。データのバックアップ先をテープドライブからiStorege HSに置き換えることで、高速でのデータの読み書きを実現。さらに運用を自動化することで運用管理コストを削減するとしている。

 また、ユーザーのバックアップしたデータを、地震係数が全国一低く、首都圏災害との同時被災リスクも低い沖縄データセンターのiStorage HSにWAN回線を通じてコピーすることで、テープの輸送コストを削減しながら、より安全性、信頼性の高いデータのバックアップサービスやディザスタリカバリ(災害時復旧)サービスを実現するという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]