日本IBMは1月11日、ダスキンと締結していた2011年3月までのアウトソーシング契約を延長したと発表した。今回延長したアウトソーシング契約は、2010年4月から2014年3月までの4年間で、アウトソーシングの対象は、販売管理や受発注など主要業務向けのサーバ約200台の運用管理となる。
ダスキンでは、ビジネス成長に合わせた拡張性の高いシステム資源の確保、ITコストの最適化などの要件をふまえ、情報システム運用のあり方を検討。その結果、高品質を維持しつつ一層のITコスト最適化を実現する手段として、IBMがグローバルな体制で提供するアウトソーシングを採用したという。
日本IBMは、システム運用、障害管理、ヘルプデスクなど、システムの運用管理に必要な機能を、機能ごとに集約する「IBMグローバル標準デリバリーモデル」に即した体制で、今回のアウトソーシングサービスを提供する。同モデルを活用することにより、均一で高品質な運用管理サービスを効率的に提供できるとしている。
また今回は、大阪にある日本IBMのデータセンターに設置した情報システムを、中国の深センから運用する形でサービスを提供する。IBMグローバル標準デリバリーモデルとグローバル体制の活用により、高品質かつ効率的な情報システム運用を実現することで、ダスキンでは運用コストのさらなる削減を見込んでいる。