NEC、企業PC向け「遠隔データ消去サービスパック」を提供開始

ZDNet Japan Staff

2011-01-12 20:34

 NECは1月12日、同社のビジネスPC(Mate/VersaProシリーズ)向けに、セキュリティを強化する「遠隔データ消去サービスパック」の販売を開始した。

 同サービスは、PCの紛失や盗難時に、ユーザーがウェブ上で消去命令を実行することによりインターネットを通じて対象のPCのデータを遠隔で消去し、情報漏えいリスクを低減するもの。対象のPCがインターネットに接続していない場合でも、指定されたデータを不可視化できるという。

 NECによれば、従来、こうしたデータ消去を行うには、企業が個別にシステムを構築する必要があり、中小企業が少数台のPC向けに実施するにはコスト面で課題があったという。遠隔データ消去サービスパックでは、中小企業が導入しやすいよう、企業ごとのシステムの構築を不要とし、対象とするPCに関する情報のウェブ登録と、PCへの専用ソフトのインストールのみで利用が可能という。

 また、紛失もしくは盗難にあったPCがインターネットに接続されない場合にデータを自動消去する「時間指定自動データ消去」の機能を付加したプレミアム版も用意されている。

 遠隔データ消去サービスパックの価格は、1台あたり年間4000円。プレミアム版は1年から5年の契約が可能で、1年版の場合、1台あたり年間1万5000円。

 NECでは遠隔データ消去サービスパック(プレミアム版も含む)について、今後3年間で1000社1万台への導入を目指すとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]