「Firefox 4 Beta 9」リリース--起動が高速化

文:Seth Rosenblatt(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、吉武稔夫

2011-01-17 11:28

 Mozilla Foundationは米国時間1月14日、「Windows」「Mac OS X」「Linux」の各OS向けに、次期ブラウザ「Firefox 4」の第9ベータ版「Firefox 4 Beta 9」をリリースした。この最新ベータ版では、ブックマークおよび履歴関連の内部コードが刷新されている。見た目上、これらの機能のインターフェースに変更はないが、以前よりも確実に読み込みが速くなった。Mozillaの公式ブログによると、ブックマークと履歴の読み込みが高速化したおかげでブラウザ自体も起動が速くなるという。3回の「コールドブート」で平均時間を比較したところ、コンピュータの電源を切った状態からスタートしてJavaScriptを多用した11のウェブページをすべて読み込むまでにかかる時間は、Firefox 4 Beta 9の方が「Firefox 4 Beta 8」よりも10秒近く短かった。Firefox 4 Beta 8では、すべてのページを読み込むまでに平均41.04秒かかったのに対し、Firefox 4 Beta 9では平均32.48秒だった。

 その他の変更点として、複雑なアニメーションをレンダリングするコードが改善され、これまでよりも表示が滑らかになると見られている。また、Firefox 4 Beta 9では「Firefox」のゴミデータに対して複数のヒープ領域が作成され、複数のタブで複数のJavaScriptオブジェクトを読み込んだときにブラウザの動きが遅くなることを防ぐ。また、この変更によってメモリ内のJavaScriptエレメントがそれぞれ隔離されるため、1つがクラッシュしても、残りがクラッシュする可能性は低くなる。

 最新のFirefox 4 Beta 9では、新たなデータベース標準規格も登場した。これは「Indexed Database API」(IndexedDB)と呼ばれるもので、「Web SQL Database」に代わる技術として、オフライン状態でユーザーデータを管理するために広く利用されている。

 最後に、小さな変更だが、タブバーの位置が数ピクセル上に移動し、Firefoxのメニューボタンと同じ高さに並んだ。これで、ブラウザの最上部は「Opera 11」や「Internet Explorer 9 Beta」と非常に似通ったものになった。Firefox 4 Beta 9に関する技術的変更の完全な記録はここに記載されている

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]