NTT Com、企業向けネットワーク新サービス「Universal One」--4プランで提供

ZDNet Japan Staff 2011年01月19日 21時35分

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は1月19日、グローバルで利用できる企業向けの新ネットワークサービス「Universal One」を発表した。2011年4月より受付を開始する。

 Universal Oneは、「クラウド対応のビジネスバックボーン」を掲げ、インターネットVPNをはじめとした各種の企業向けネットワークサービスを、ネットワーク品質とコストで分類された4つのプランから選択して迅速に導入できるとする。また、国内と海外で同一のメニュー体系とすることにより、クラウドを活用してグローバルでビジネスを展開する企業に対し、ワンストップのサービス提供を実現するとしている。

原隆一氏 NTT Com取締役ビジネスネットワークサービス事業部長の原隆一氏

 NTT Com取締役ビジネスネットワークサービス事業部長の原隆一氏は、「増えすぎたVPNのサービスメニューをイーサアクセスベースでシンプルに再構成すると共に、国内、海外のサービス分けもなくし、オンラインが前提のクラウドを活用したい企業に対してオフィスからクラウドまで、ワンストップでサービスを提供することを目指す」とする。

 同社によれば、企業がクラウド活用にあたって求めるネットワークの要件として「迅速な導入」「信頼性」「追加コストが不要」「柔軟性と拡張性」といったものがあるとする。既存のネットワーク環境では、クラウド利用にあたってネットワーク側の設計や設定が必要となるほか、実現のためのスキルと時間が必要になっていたという。Universal Oneでは、アクセス回線、閉域網、データセンターアクセス、インターネットアクセスなどを標準パッケージ化することで、迅速な導入を可能にしている。NTT Comのクラウドサービス「BizCITY」に対しては、無料で直結の環境を提供する。ユーザーは、レイヤと回線の品質および帯域を選択できるほか、新たな宅内端末「Universal Oneターミナル」を提供することで回線の二重化を標準機能とし、信頼性の確保も容易になるとしている。

「Universal One」のサービスイメージ図 「Universal One」のサービスイメージ図(画像クリックで拡大表示)

 Universal Oneのプランは、L3タイプ、L2タイプのそれぞれについて「ベストエフォート」「バースト」「ギャランティ」「プレミアム」の4種類となる。バースト以上のプランでは、メイン回線とバックアップ回線の双方について、アクセス品質と帯域幅をニーズに合わせて選択できる。また、エンドツーエンドで帯域を占有する「イーサ専用オプション」、セキュリティ管理やパフォーマンス管理といった高度な保守を求めるユーザー向けの「高度保守オプション」を別途有償で提供する。同社の試算によれば、従来のVPN環境からUniversal Oneへと移行することで、信頼性を向上させつつ、約30%のネットワークコスト削減が可能な例もあるとしている。

「Universal One」では、ネットワークサービスを4つのプランに標準化して提供する。 「Universal One」では、ネットワークサービスを4つのプランに標準化して提供する。(画像クリックで拡大表示)

 1カ月あたりの価格例は、メイン回線にフレッツ網を利用し、バックアップ回線にワイヤレスを利用するベストエフォートプランの場合、L3タイプで1万6800円から。L2タイプで2万2890円から。メインとバックアップの双方にイーサアクセス回線を使い、確保帯域を100%とするプレミアムプランの場合、L3タイプで1Mbpsが14万7000円から、10Mbpsが48万3000円から、100Mbpsが132万3000円から。L2タイプで1Mbpsが16万8000円から、10Mbpsが54万6000円から、100Mbpsが147万円から。

 今後のスケジュールとしては4月のサービス提供開始後、7月には既存ネットワークとの接続、9月以降にグローバル対応を進めるとしている。同社では、Universal Oneについて、2011年度に50億円、2012年度に150億円の販売を目標とする。

「Universal One」の提供価格例。 「Universal One」の提供価格例。写真はL2タイプの場合。L3タイプもメニュー構成は同じになる。(画像クリックで拡大表示)

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