グーグル、経営体制を大幅変更--シュミット氏は会長専念、ペイジ氏がCEOに

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:編集部

2011-01-21 06:53

UPDATE Googleは米国時間1月20日、最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏が会長に専念することを発表し、同社経営体制を大きく変更した。共同創業者のLarry Page氏が後任としてCEOに就任する予定となっている。また、経営の一翼を担っているSergey Brin氏は「戦略的プロジェクト」に取り組んでいくと、Googleは述べている。

 2001年にCEOとしてGoogleに入社したSchmidt氏は、4月4日から始まる外部提携や業務取引に注力する予定で、Page氏は日常の経営業務を引き継ぐことになっている。Schmidt氏はブログ投稿で、Page氏について、「わたしの明確な見解として、リーダーとなる準備ができたと思う」と述べている。

 Googleの第4四半期決算について報告する予定だった電話会見で、Schmidt氏は「わたしが最も興味を寄せている事柄に取り組む機会を持つつもりである」と述べた。これには、顧客やパートナー企業、同社を牽制する政府の規制当局との対話が含まれている。

 Page氏(37歳)はGoogleで3番目のCEOとなるが、実際には同社初期の数年間に同職を務めていたことがある。Page氏は、Googleが内部的に足並みを揃える上で重要な役割を担うこととなる。同氏はまた電話会見で、コンピューティングが依然として多くの人にとって比較的新しい生活様式である時代において、Googleを率いることに大きなやりがいを感じていると数回にわたって述べた。

 Brin氏は、今後も技術製品に注力していく見込みである。「同氏は根っからの革新者で起業家である。この役割は彼にとって極めてふさわしい」とSchmidt氏は投稿で述べている。


左からEric Schmidt氏、Larry Page氏、Sergey Brin氏(提供:Google)

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