Microsoftは、現時点ではAppleの「Mac App Store」で「Office」を販売していないが、同社のAmanda Lefebvre氏は、米国時間1月27日にAll Things Digitalに掲載されたインタビューで、同ストアでのOfficeの販売について「検討している」と述べた。「その可能性は排除していない。当社のビジネスとどのように関係するかを見極めなければならない」(Lefebvre氏)
Appleは現在、Mac App Storeで販売されたアプリケーションの売り上げの30%を受け取っており、開発者の取り分は70%となる。もしMicrosoftがMac App StoreでOfficeを販売すれば、主な競合企業の1社であるAppleに、利益のかなりの部分を与えることになる。
また、Microsoftは現在、「Office for Mac」を各種アプリケーションをまとめた製品としてのみ販売している。Mac App Storeで販売する場合、「Word」「Excel」「PowerPoint」といったアプリケーションを個別に販売することを求められる可能性がある。MicrosoftでOfficeの責任者を務めるKurt DelBene氏は、2010年の米CNETとのインタビューで、この点が「Appleとの議論において論点の1つ」になるだろうと話していた。DelBene氏はOfficeがMac App Storeに登場するかどうかについて明言していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。