ウルシステムズ、基幹バッチ用フレームワークをOSS化--Hadoopベースに開発

田中好伸(編集部) 2011年02月09日 21時21分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ウルシステムズは2月9日、基幹業務システムのバッチを高速処理するためのソフトウェアフレームワーク「Asakusa Framework」を開発、オープンソース化して提供することを発表した。オープンソースソフトウェア(OSS)の分散並列処理フレームワークの「Hadoop」をベースにしている。

 Asakusaは企業の基幹バッチシステムの高速処理を目的に開発、Hadoopに対応した業界初のソフトウェアという。Hadoop上に基幹バッチシステムに必要な開発環境や実行環境、運用環境を実装しており、従来長時間かかっていた業務処理を高速に、安価に、かつ安全に実行できるとしている。

 Hadoopに詳しくない技術者でもAsakusa上で簡単にシステム開発できることから、分散技術によるメリットを広い分野で享受できると説明している。ウルシステムズによると、実案件での適用が進んでおり、Asakusaにより4時間かかっていたバッチ処理が数分で完了した実績もあるという。

 Asakusaのベータ版をNTTデータやイーシー・ワン、インテック、NECなど限定パートナー向けに提供しており、すでに複数社で導入検討が進んでいるという。OSS化した正式版は3月からの提供を予定している。

 Hadoopは大容量データを多数のサーバに分散して並列処理させることで高速なデータ処理を実現できるといわれている。だが、ウェブデータの分析や消費者の行動解析などBtoC分野での利用が多く、企業の基幹業務システムに適用するには機能や運用環境が不足しているとされている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
開発

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算