4．デスクトップ検索を見直す
多くの人（特にWindowsユーザー）にとって、デスクトップ検索は動作も遅く、結果も正確でないイライラさせられる機能だった。しかし、GNOME 3とUnityでは変わる。これらのデスクトップでデスクトップ検索を行うと、すべての検索結果がすぐに表示される。少なくともGNOME 3は、Zeitgeistフレームワークを使っており、驚くほど高速で正確だ。ユーザーはもう、検索のインデックス作成処理でマシンが遅くなったり止まったりする心配をする必要はないはずだ。しかも、検索の対象はファイルだけではない。デスクトップ検索を使えば、ファイルもアプリケーションも探すことができる。このため、アプリケーションランチャーを探して回らなくても、アプリケーションの名前を入力しさえすれば、ランチャーが表示される（実際には、名前を途中まで入力しただけで表示される）。
5．ブックマークを活用する
GNOME 3のアクティビティの部分には、「場所」というセクションがある。さらに詳しく見ていくと、このリストがNautilusのブックマークに対応していることに気付くかも知れない。実は、Nautilusでブックマークにディレクトリを追加すれば、それがGNOME 3のアクティビティにある「場所」のところに現れるのだ。多くのユーザーは、ファイルマネージャを効率的に利用することに慣れておらず、Nautilusのブックマークを活用していない。GNOME 3では、このデスクトップをできる限り効率的に利用できるように、あらゆることを活用したいと思うはずだ。
変化を受け入れる
GNOME 3もUbuntuのUnityも、敬遠する必要はない。どちらのデスクトップも、コンピュータとユーザーのやりとりに関して独特のアプローチを取っており、デスクトップに新しいレベルの使いやすさをもたらす、いくつかの素晴らしい機能を持っている。このことは、これら2つのデスクトップが実際に役に立つことを意味しているのかと言えば、必ずしもそうではない。しかし、その違いこそが、これら2つのデスクトップを、新しいデスクトップのあり方に近づけている。すべては効率と単純さのためにデザインされたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
