3.一時ファイルをRAMディスク上に置く
しばらく前に、わたしは、RAMディスクを使って、ディスクに頻繁にアクセスするアプリケーションを高速化するという記事を書いた。RAMディスクは通常のハードディスクに比べはるかに高速なので、ブラウザの一時ファイルを保存するのに使えば、より高速なブラウザ環境を作ることができる。ただし、この対処法は素人向けではないし、これをうまく行うには、サードパーティーのソフトウェアが必要になる。
4.ツールバーを削除する
読者も、いくつものツールバーでウィンドウの面積が食われてしまっているブラウザを見たことがあるはずだ。ほとんどのユーザーは、これらのツールバーがさまざまな形でブラウザを遅くする傾向があることに気付いていない。一部のツールバーはただ貴重なメモリを消費するだけだが、なかにはバックグラウンドでデータを送受信して帯域を消費してしまうものもある。因果関係は単純だ。ツールバーが多いほど、ブラウザは遅くなる。必要なツールバーもなかにはあるだろう。しかし、スピードが本当に最優先なのであれば、速度を上げるために余計な荷物は捨ててしまうことだ。
5.ウィンドウではなくタブを使う。
タブが多すぎれば問題が起きることもあるが、それでも閲覧にはどちらかと言えば効率的だ。タブの利用がスピードアップに繋がるのには、2つの理由がある。第1は整理の問題だ。1つのウィンドウに複数のタブがあると、見たいページを見つけるのにかかる時間が短くなる。ウィンドウを最大化して、探しているページではないことを確認して、最小化し、次のウィンドウを最大化して・・・という手順を、正しいウィンドウが見つかるまで続けるのは大変だ。1つのウィンドウに複数のタブがあれば、もっと探しやすい。タブは他にも役に立つ。Chromeのようなのブラウザは、1つ1つのタブを(親プロセスの子プロセスではなく)個別のプロセスとして扱っている。従って、1つのタブがクラッシュしても、そのタブを閉じればいいだけで、他のタブには影響は及ばない。このような仕組みは現在は標準的ではないので、その恩恵に与るためにはChromeに切り替える必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。