Ubuntu 11.04のインストールを準備
次に現れる「Ubuntuのインストール準備」画面には、2つの要チェック個所がある。最初の「インストール中にアップデートをダウンロードする」をチェックすると、Ubuntu 11.04のリリース後に更新されたパッケージ(収録物)がある場合、インストールにあわせて自動更新が行われる。
もうひとつの「このサードパーティ・ソフトウェアをインストールする」は、Fluendo MP3プラグインをインストールする場合にチェックする。このプラグインは、GStreamer(多くのマルチメディア系アプリケーションに必要とされるフレームワーク)に使用されているため、Ubuntuで動画や音楽を再生する場合にはチェックしておこう。
ディスク領域の割り当て
Ubuntu 11.04では、インストール先のHDDには4.4GB以上の容量を必要とする。ディスク上にはスワップ領域などのパーティションが作成されるため、全体が未使用、または内容を消去しても構わないHDDを用意すべきだろう。
「ディスク領域の割り当て」画面には、2つの選択肢が用意されているが、本稿では未使用のHDDをインストール先とすることを想定しているため、ここでは「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択しよう。
もうひとつの「それ以外」は、すでに他のOSがインストールされているHDDをインストール先とする場合など、任意のパーティション設定が必要な場合に利用する。Ubuntu 11.04の場合、システム領域として使用されるパーティション(EXT4フォーマット)と、スワップ領域として使用するパーティションの2つの領域が最低限必要となるが、その配分も含めユーザーが決定しなければならないため、上級者向けの選択肢となっている。