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MSの「Windows Intune」は大きな成功となるか--企業向けPCをクラウドで管理 - (page 2)

John Joyner (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2011-05-18 08:00

 典型的なネットワークでは、一般的なOS、アプリケーション、ドライバのアップデート管理に無料の「Windows Server Update Services」(WSUS)を使用し、マルウェア対策にはMcAfeeの「ePolicy orchestrator」やSymantecの「AntiVirus Corporate Edition」などの、セキュリティ企業が販売しているアンチマルウェア管理アプリケーションを使っていることが多いだろう。こういったやり方には欠点もある。WSUSの場合にはActive Directoryのグループポリシーに依存せざるをえず、McAfeeやSymantecといった別のベンダーとの関係や、専用セキュリティアプリケーションの管理スタックを維持しなくてはならないというオーバーヘッドも生じる。

 アップデートとアンチマルウェアを組み合わせた、オンプレミスのPC管理ソリューションも存在する。例えば、「Forefront Endpoint Protection 2010」のサポートが組み込まれたMicrosoftの「System Center Configuration Manager 2007 R3」や、ほかにもビジネス向けPC管理市場やヘルプデスク市場には多くの競合ソリューションがある。これらの「オールインワン型管理環境」は、使い慣れるまでが大変なことがあり、手間もコストも高いことが多く、環境によってはここまでは必要ないという場合もある。

 企業では、PCのアップデートやマルウェア保護の作業を適切に行うだけの資源(時間、人間、ツール)が不足していることが多い。多くの企業では、コンプライアンスとセキュリティの確保に必要な負荷を緩和するために、これらの作業のアウトソースや、クラウドベースのPC管理製品を検討している。

クラウドを利用したMicrosoftの新PC管理ソリューション

 Microsoftは2011年3月にIntuneを提供開始した。われわれはベータテストの期間中、社内でも、いくつかの顧客でもIntuneを使ってみた。マルウェアが検知され、除去され、警告された回数は非常に多かった。アップデートの作業に関しては、ほとんど設定するだけだ。アップデートに関する例外が出た場合(例えばアップデートに失敗したPCなど)、その問題を特定してフォローするのも簡単だ。Intuneは、アップデートのインストール機能については、われわれベータテスターから高く評価された。

 Intuneの販売価格は1シートあたり月額11ドルだ。この価格には、アンチマルウェアエージェント、アップデート、Intuneライセンスを持つPCに対するWindows 7へのアップグレード権およびダウングレード権が含まれる。250シート以上の場合には、ボリュームディスカウントが適用される。IntuneはWindowsドメインやワークグループを必要とせず、それぞれのIntuneクライアントはMicrosoftのクラウドと直接やりとりし、管理者はその結果のまとめをウェブブラウザから見ることになる。

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