4:筐体の形状や設置スペース
サーバの購入を決定する際には、その形状や設置スペースについて考慮しておく必要がある。これは当たり前のことと思われるかもしれないが、とても重要であるためここで述べておきたい。
ラックマウント型のサーバを購入する場合、既存のラックに十分な空きスペースがあることを確認しておく必要がある。2Uサーバや4Uサーバは、1Uサーバよりも大きなスペースが必要となるということを忘れないようにしてほしい。同様に、ブレードサーバを購入するのであれば、ブレードサーバの筐体に十分なスペースがあることを確認しておく必要がある。
5:耐障害メモリ技術のサポート
新規サーバの購入を検討する際には、Error Correcting Code(ECC)のような、メモリの耐障害性を向上させる技術に対応しているかどうかについても注意しておくべきだろう。ECCメモリを使用することで、動作中に発生したメモリエラーは単一ビットであればその場で検出、訂正されるようになる。また、複数ビットにまたがるエラーを検出することもできる(ただし、訂正することはできない)。
6:ストレージ
サーバの内蔵ストレージは製品によってさまざまとなっている。市販されているほとんどのサーバでは、内蔵ハードディスクを2基まで搭載できるようになっているものの例外もある。サーバによっては、内蔵ストレージが搭載されておらず、SANから起動するようになっているものもあるのだ。一方、筐体の大きな一部のサーバでは、大容量の内蔵ストレージアレイもサポートされている。
一般的なブレードサーバは、内蔵ドライブを2基しかサポートしていないものの、筐体に十分なスペースが残っていれば、ストレージモジュールを用いて拡張することが可能であるはずだ。