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SAP共同CEOインタビュー:イノベーションプロセスに顧客を巻き込む - (page 2)

末岡洋子

2011-05-27 13:57

--デザインやエクスペリエンスへのフォーカスなど、Appleを意識しているようにも見える。エンタープライズ分野でAppleのようなイノベーターとなるためには、何が必要だと考えているか?

 現在、3つのことを進めています。

 1つ目はイノベーションサイクルを短縮して、顧客をそのプロセスに入れること。2つ目はデザインを強化して人にフォーカスすることです。特にモバイルでは、これが重要となります。3つ目はロータッチなディストリビューションチャネルです。SAPPHIREでは「SAP Store」をローンチしました。オンデマンド(クラウドサービス)のBusiness ByDesignユーザーであれば、SAP StoreでBusiness ByDesignの拡張を選択し、試した後で購入できます。購入した数時間後には、その拡張機能が加わったBusiness ByDesignが動きます。この3つは、今後も取り組んでいく分野です。

 (Appleとの)最大の違いは、コンシューマー(ビジネス)とビジネスソフトウェアの差異です。ビジネスの場合、10年先を仮定しなければならず、長期間のコミットが必要です。このような違いはあっても、同じスピードでイノベーションを起こせると思っています。

--SAPのブランディングにはどう取り組んでいるのか?

 SAPのイメージは、堅牢、高品質、ドイツのしっかりしたエンジニアリング、だと思います。これはそのままに、新しいフレッシュなイメージを加えたいと思っています。ややコンシューマー寄りのアプローチで、エキサイティング、クールなどのイメージを打ち出していきます。それにあたり、ロゴの色を少し変えました。

 モバイルへのフォーカスは、ここで大きな助けになっています。モバイル端末は(製品だけでなく)新しいSAPのブランディングも補完しているのです。モバイルは人々にリーチするだけでなく、ユーザーをエキサイティングにできる大きな潜在性がある分野です。

 一貫していることは、顧客こそがSAPの価値だということです。SAPを利用していることが顧客のブランドとなるように、信頼関係を強固にしたいと思っています。

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