ANA、予約サイトのインフラをプライベートクラウドに構築

田中好伸 (編集部) 2011年06月14日 15時02分

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 全日本空輸(ANA)は予約サイト「ANA SKY WEB」のインフラ基盤をプライベートクラウドで構築している。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が6月14日に発表した。

 新基盤は、ANAのデータセンター内に、サーバやネットワーク、ストレージなどのIT資産を含めたANAのプライベートクラウドをCTCが保有する形で運用されている。予見されるアクセスピークに対して、ステージング環境のリソースを容易に本番環境へ追加でき、リソースが不足した時のシステムリソースの追加といった柔軟な変更が課金モデルとして連動して提供できるという。サーバには日本HPのブレードサーバ「HP BladeSystem c-Class」を中核にしたオールインワンアプライアンス「HP BladeSystem Matrix」を採用している。

 新基盤では日本オラクルのインメモリデータグリッド「Oracle Coherence」も採用している。オンラインで伸縮可能な共有メモリ空間をアプリケーションに提供し、突発的な高負荷でも柔軟に対応できる。これまでバックエンドのレガシーシステムに問い合わせをしていた空席照会機能をインメモリデータグリッドに実装することで、バックエンドへのクエリを削減して、ピーク時のトランザクションでも安定的な性能を確保できるとしている。従来システムと比較して、空席照会機能の処理機能は約10分の1に短縮しているという。

 新基盤は5月15日から稼働。プロジェクトは2010年1月から動いている。システムのインフラ部分をCTCが構築、アプリケーションをANAが構築している。

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