スナップショットからのインスタンス作成
ここまでで、作成したスナップショットのマシンイメージからインスタンスを作成します。[Instance Management]→[Launch Instances]→[Planned Instances]の順にクリックし、[Quick Launch]をクリックします(図25)。
[QuickLaunch an Instance]画面の上部のフォルダが「/acme/administrator」になっており、画面中央に「/acme/administrator/ubuntu」が表示されていることを確認します。[Shape]に「small」、[Number of Instances]に「1」を設定し、[Launch]をクリックします(図26)。
[Instance Management]→[View Instances]画面で、作成したインスタンスを選択し、[View Console]をクリックし、コンソールを開きます。インスタンスは[Label]、[Image List]の値から判別してください(図27)。
インスタンスにユーザー名「root」、パスワード「nimbula」でログインし、前回行った変更点が残っていることを確認します。本稿では作成したファイルや、フォルダが存在していることを確認しています(図28)。
このようにスナップショットの機能を利用することで、インスタンスのバックアップ、リストアを行うことが可能です。また、今回はスナップショットを取得した後、新しくイメージリストを作成しましたが、イメージリストには複数のマシンイメージを登録できるため、同種類のマシンイメージの複数のバージョンを1つのイメージリストで管理することも可能です。
次回はインスタンスのネットワーク周りについて紹介をしていく予定です。
福留真二
地方から出てきたITを使いこなせないアナログSE。VMwareを中心とした仮想化関連製品のプリセールス、サービスデリバリーに従事。またト、レーニングやセミナーなどでスピーカーを担当することもしばしば。
最近注力しているのは、VMware vCloud Directorなどクラウド関連製品。慣れない概念や聞いたことのない用語と悪戦苦闘する毎日
苦手なものは機械全般。
工藤真臣
ITを使いこなすデジタルSE。VMwareを中心とした仮想化関連製品のプリセールス、サービスデリバリーやコンサルタント業務に従事。
最近はもっぱら、Nimbula DirectorやVMware vCloud Directorなど、なにかとDirectorと縁が深い。
好きな言葉は重複排除。業務も重複排除するべく色々思案中。苦手なものはピーマン、好きなものはアップル。
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