4.サーバを調べる
顧客の会社でLAN(およびWAN)に誰もアクセスできないのであれば、サーバを疑ってみる必要がある。サーバがDHCPやDNSを扱っている場合は特にここが原因となっていることが多い。ここで問題となるのは、管理者であるあなたが現場におらず、しかも顧客がサーバの扱い方を知らない可能性が高いことだ。このため、(難しいことに思えるだろうが)顧客に自分の目や手として働いてもらう必要がある。まず、彼らにサーバにログインしてもらい、ブラウザを開き、Google.comを開いてもらう。それがうまくいかなければ、サーバを詳しく見ていく必要がある。顧客に指示に従うことができるだけの技能があるなら、ネットワークインターフェースを一度無効にし、再び有効にしてもらう(これはおそらく、内向きのインターフェースと外向きのインターフェースの2度行う必要がある)。ネットワークインターフェースが再起動されたら、デスクトップマシンからネットワークが見えるか試してもらう。もしこれがだめなら、真剣な対処が必要だ。
5.サーバをリブートする
これは、現場に駆けつけることなくネットワークを回復させる最後の手段だ。まず、顧客に誰もサーバに接続していないことを確認してもらう。わたしなら、(顧客企業が小規模であれば)すべてのクライアントマシンをシャットダウンしてもらうだろう。すべて大丈夫であることが確認できたら、顧客にはサーバのリブートに(AppleやLinuxのサーバでない限り)15分から30分かかることを説明しておく。サーバが再起動したら、顧客に1台のデスクトップマシンを起動してもらい、再び試してもらう。これでもまだネットワークが見えないようであれば、車にガソリンを入れて、現場に向かうほかはない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。