
これは、1976年にDigital Equipment Corporation(DEC)が作ったPDP 11/34で、Unibusと呼ばれるシングルバスのシステムで動く16ビットのミニコンピュータだった。
博物館は、次のように記述している。「当時多くのミニコンピュータは別々の専用I/Oバスを持っていたため、シングルバスの使用はコンピュータ技術としてはかなり異例のことだった。DECの設計者は、これを実現するためにすべてのI/O要求をメモリ中のアドレスにマッピングするという手法を用い、特別なI/O命令は必要なかった」
PDP-11は、2.5Mバイトもの容量を持つディスクドライブなど、いくつかの異なる種類の周辺機器を使うことができた。また、容量256Kバイトの8インチディスクドライブが2台あり、テープドライブも保有していた。博物館によれば、このバージョンのPDP-11は「シングルユーザーリアルタイムOSであるRT-11を動かしていた」という。
提供:Daniel Terdiman/CNET