EMCジャパンは8月17日、企業のバックアップ環境で重複除外機能を使用した場合の効果を測定する「無償バックアップ環境診断サービス」の提供を開始した。従来のバックアップ時間との比較、バックアップ容量の削減可能なデータ量が数値化され、これまでのバックアップのムダを見える化できるとしている。
無償バックアップ環境診断サービスには、「バックアップ・アセスメント」と「データ重複除外アセスメント」の2種類のツールがある。ヒアリングシートを使って、バックアップ環境についてヒアリングし、アセスメントツールを決定して、最長1週間程度の実行期間でアセスメントする。企業がこれまで漠然と抱えていたバックアップに対する課題が実際はどこにあるのかを分析し、分析レポートをもとにEMCジャパンのバックアップ専任エンジニアによる報告会を開く。
企業の既存のバックアップ環境によっては、今回のサービスを受けられない場合があるという。今回のサービスでは、EMCジャパンが企業のデータを取得せずに、ツールで分析したパフォーマンスデータだけを取得するため、企業情報や個人情報をEMCジャパンが閲覧することはないと説明している。