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データセンターネットワーク市場:プラス成長基調に、リソース集約化進む

富永恭子 (ロビンソン)

2011-09-20 17:12

 IDC Japanは9月20日、イーサネットスイッチやレイヤ4-7スイッチ、WANアプリケーション配信、DCB/CEE/FCoEスイッチを対象とした国内データセンターネットワークインフラ市場予測を発表した。データセンターの重要性が高まる中で、同市場は2011年以降もプラス成長を続け、市場は拡大すると予測している。

 2010年の同市場は、前年比18.4%増の505億6400万円となり、2009年のマイナス成長から2ケタ成長へと回復。2010年は、企業ITリソースのデータセンターへの集約化、ネット上で提供されるサービス設備の増強を背景として大きく拡大したためと説明している。2011年もネット上のサービス拡張や企業のデータセンターへの投資は持続し、市場規模は前年比9.1%増の551億5100万円になる見込みだという。

 同市場は2012年以降も成長を持続するとみており、特に2013年までは高い成長を予測している。いずれの製品分野でも2010~2015年の年間平均成長率(CAGR)はプラス成長になると見ており、市場全体の2010~2015年のCAGRは6.5%、2015年には691億3400万円に達する見込だという。ほかのネットワーク機器市場と比較して、短期的にも中期的にも成長率が高く、将来性の高い市場だと分析している。

 同市場では、データセンター向けのイーサネットスイッチ市場で大きなシェアと先進的なデータセンター戦略を持つシスコシステムズが中心になっているという。レイヤ4-7スイッチやWANアプリケーション配信など、特定分野で大きな強みを持つベンダーも重要なプレーヤーであり、Fibre Channel(FC)スイッチを加えて同市場をとらえた場合には、ブロケードの存在感も際立っている説明している。市場拡大が見込まれる同市場は今後、企業ITの集約化や仮想化技術利用の進展と、それに伴うデータセンターネットワークアーキテクチャの変化が、製品開発や市場構造に影響を与えるとみている。

 同社コミュニケーションズ シニアマーケットアナリストの草野賢一氏は「データセンターネットワークアーキテクチャを構成するコア技術や機能について、標準化や需要動向を視野に入れつつ、製品化を早急に進めるべきだ。製品や技術の成熟度を高め、需要が顕在化した段階で、ある程度成熟した製品ラインナップを有していることが、高い競争力につながり、新市場をリードする」とコメントしている。

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