日本クエスト・ソフトウェアとサイオステクノロジーは9月28日、両社の製品を連携させ、災害復旧対策(DR)としてデータを遠隔地にバックアップするソリューションを発表した。
今回発表したのは、クエストが手がけるデータ保護ソリューション「NetVault Backup」と、サイオスのデータレプリケーションソフト「DataKeeper for Windows」を連携させたソリューション。
NetVault Backup は、異種混在環境でのバックアップを容易にするソフトウェア。多くのOSやデータベースのオンラインバックアップに対応するほか、SANやNAS構成もサポートするため、データ資産を効率的に保護することができるという。
DataKeeperは、稼動中のサーバのデータを待機系サーバへリアルタイムにレプリケーションするソフトウェア。データ圧縮機能などにより遠隔地へのレプリケーションに適してるという。
これらを連携させた新ソリューションでは、NetVault Backupのディスクバックアップ機能で仮想テープライブラリを作成し、DataKeeperで遠隔地のDRサイトにレプリケーションする。両社ではこうした連携により、災害による致命的なシステム障害時に、障害発生前の最新のデータを利用することが可能になり、事業継続性を確保できるとしている。