#8:BitLocker修復ツールを使用する
「BitLocker」で暗号化したドライブに問題が発生した際には、「repair-bde」というツールを用いてデータの修復を試みることもできる。このコマンドを使用するには、BitLockerの修復キーや修復パスワードとともに、修復したデータを書き込むためのドライブが別途必要となる。このコマンドの基本的な構文は以下の通りである。
編集部注:システムの制約により、本項目に限りコマンドを画像で紹介させていただいております。
このコマンドには、修復対象ドライブ(source)と書き込み先ドライブ(destination)に加えて、修復キー(-rk)か修復パスワード(-rp)というオプションを指定する。修復キーを指定する際にはドライブのロックを解除するためのキーファイルのパス(Volume:PathToRecoveryKey)を、修復パスワードを指定する際にはドライブのロックを解除するための数値パスワード(RecoveryPassword)を指定する必要がある。以下は、このツールを2種類の指定方法で使用した例である。
repair-bde c: d: -rk e:\recovery.bek
repair-bde c: d: -rp 111111-111111-111111-111111-111111-111111
#9:タスク一覧を表示する
「tasklist」というコマンドによって、Windows 7システム上で稼働しているタスクに関する情報を得ることができる。以下は、最も基本的なコマンドの実行例である。
tasklist
tasklistコマンドには数多くのオプションが用意されているものの、ここではその一部を紹介するに留めておきたい。まず、-mオプションを指定すれば、タスクに関連付けられているDLLモジュールがすべて表示されるようになる。また-svcオプションを指定すれば、各タスクをサポートするサービスの一覧が表示されるようになる。以下はその実行例である。
tasklist -m
tasklist -svc
#10:タスクを強制終了させる
「taskkill」コマンドによって、プロセスIDや名前(イメージ名として参照される)によるタスクの強制終了が可能になる。このコマンドの使い方は簡単であり、終了させたいタスクのプロセスIDを-pidオプションの後に続けるか、イメージ名を-imオプションの後に続けて指定するだけだ。以下はこのコマンドを2種類の方法で使用した例である。
taskkill -pid 4104
taskkill -im iexplore.exe
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。