日本マイクロソフトとNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は10月12日、両社がクラウドサービス環境のセキュリティ強化で協業することに合意したと発表した。
今回の協業により、NRIセキュアがマイクロソフトの技術支援などを受けてWindows Azure上でセキュリティ対策を強化したクラウドサービスを開発し、提供する。また、国内外の市場に向けた販売活動も共同で実施する。
協業の成果として、マイクロソフトの提供するクラウドサービス「Microsoft Windows Azure Platform」にNRIセキュアのデータ管理サービス「SecureCube / Secret Share」を連携させた「世界分散ストレージサービス(仮称)」を開発、11月上旬から提供する。世界分散ストレージサービスは秘密分散技術を用いて重要情報を断片化し、世界各地にあるデータセンターに分散保管する。
今後は、両社の協業によりMicrosoft SharePointで扱うデータを保護するソリューションなどの開発を進めるとしている。