日本オラクル、データベースアプライアンス提供--段階的なソフト投資が可能に

田中好伸 (編集部)

2011-11-14 12:37

 日本オラクルは11月14日、データベース(DB)アプライアンス「Oracle Database Appliance」の提供を開始した。ハードウェア構成の価格は571万円、保守費用は含まれていない。中小企業や大企業の部門での活用を想定している。

 ソフトウェアやサーバ、ストレージ、ネットワークを一体化したアプライアンスであるDatabase Applianceは、Linuxディストリビューション「Oracle Linux」を搭載するIAサーバ「Sun Fire」2ノードで構成。RDBMS「Oracle Database Enterprise Edition 11g Release 2」とクラスタリングソフトウェア「Oracle Real Application Clusters」が実装されている。メモリは合計192Gバイト、73Gバイトのソリッドステートドライブ(SSD)を4台搭載できる。

写真 Oracle Database Appliance

 搭載されるCPUの24個のコアを最小構成2個のコアから段階的に展開でき、Oracle Databaseや関連のソフトウェアを事業や企業の成長に伴って拡張できる「pay-as-you-grow」のソフトウェア形態で提供される。ハードウェアをアップグレードせずに、ビジネスの成長に合わせてソフトウェアへの投資を変更できるとしている。

 ストレージ管理機能「Automatic Storage Management」でDBを保護できるという。運用管理ツール「Oracle Enterprise Manager」でGUIベースのDB運用管理が可能だ。フルスタックの統合型パッチ適用、ハードウェア障害発生時の自動連絡などの機能で、高い可用性を実現して、DBアプライアンスの構築や維持に必要なコストとリソースを削減できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]