モバイル機器を狙うマルウェアから身を守る10の方法 - (page 2)

Ben Conner (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 編集部

2011-12-02 07:30

#3:BluetoothやWi-Fiを無効化する

 BluetoothやWi-Fiは、実際に使用する時以外、無効化しておく。そして使い終わった際には、必ず無効化しておく。

 Bluetoothが自動認識モードになっていないことを確認してほしい。Bluetoothの通信範囲はモバイル機器本体の周囲約3メートルとなっている。しかし、一部の高出力機器では90メートル程度にまでなっているものもある。こういった設定を正しく行っておかないと、周囲にいる誰かに対して、あなたのモバイル機器にアクセスする隙を与えてしまうことになる。

 そしてWi-Fiについても、使用していない時には無効化しておくようにすることで、見知らぬネットワークからあなたのモバイル機器に侵入されるような事態を防ぐことができる。なお、公開されたネットワークに接続している場合であっても、あなたは中間者攻撃やトラフィックの盗聴といった攻撃の危険性にさらされているのである。

#4:最新のウイルス対策ソフトウェアを使用する

 使用しているウイルス対策ソフトウェアが最新のものであり、クライアントや電子メールサーバ、インターネットのゲートウェイに適用されていることを確認してほしい。あなたのモバイル機器を電子メールサーバやインターネット上のサイトに接続するたびに、あなたは何らかの攻撃やウイルスという魔の手に自らのモバイル機器をさらしている可能性があるのだ。メールボックスのセキュリティを確認し、あなたのモバイル機器にウイルスが侵入しないようにしてほしい。また、PCでウイルス対策ソフトウェアの状態を定期的にチェックしているように、モバイル機器用のセキュリティソフトウェアに対しても同様のプラクティスを適用し、最も効果的に機能していることを確認する必要がある。

#5:簡単なパスワードは使わないようにする

 モバイル機器をロックして保護する際には、常に複雑なパスワードを使用するとともに、一定時間が経過するとロックされるように設定しておいてほしい。誰かがあなたのモバイル機器を入手した場合、そこに保存されている情報だけでなく、接続しているインターネットリソース上の情報も脅威にさらされることになる。複雑なパスワードを使用することで、モバイル機器の遺失や盗難の際に、あなたのデータが漏洩してしまうという事態を防げるようになるはずだ。

 また、モバイル機器のパスワードだけでなく、iTunesやGoogleのアカウントも複雑なパスワードを使用して保護するようにしてほしい。AppleからリリースされたiCloudを用いることで、ある機器にアプリケーションをインストールすると、自動的にそのアプリケーションが他の機器にもプッシュされるようになる。このため、iPodをなくした場合、誰かがそのiPodにマルウェアをインストールすると、そのアプリケーションは知らないうちにあなたのiPhoneにもプッシュされてしまうのだ。強力なパスワードこそが最善の防御策となるわけである。

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