日本IBMは12月5日、海外に進出する日本企業の現地ビジネス強化を支援するために、現地のソーシャルメディアを分析して市場調査や評判分析を実行するサービスの提供を開始した。料金は個別見積もりだが、2カ月で中国語での1案件の分析を支援する場合で1200万円(税別)から。
ユーザー企業は、各国のコンサルタントと連携する日本IBMの支援を受けながら、現地の商習慣や市場特性を踏まえた分析が可能になる。企業は現地で発信されているソーシャルメディアの最新情報を適切に評価でき、市場調査やブランド分析、宣伝活動、新商品開発、品質管理、キャンペーン展開、リコールの早期対応に役立てられるとしている。
IBMのソフトウェア「IBM Content Analytics(ICA)」を活用して、自然言語に対応したテキストマイニング機能を提供する。ICAは同社の東京基礎研究所で開発されており、英仏独中など11言語に対応している。同社のパブリックIaaS「IBM Smart Business Cloud - Enterprise(SBCE)」の上にシステムを構築することで、現地でシステムを構築せずに短期間で業務を開始できるとしている。