カスペルスキーは12月5日、ストレージ「EMC Celerra」専用のウイルス対策ソフトウェア「Kaspersky Anti-Virus 8 for Storage」の発売を開始した。Celerraシリーズの全ネットワークストレージに対応しており、ストレージサーバへのデータ保存時やデータ変更時にリアルタイムでスキャンして、ストレージに保存されるファイルやアーカイブを常時保護できるという。
スキャンを柔軟に設定できるという。特定のプロセスをスキャンから除外、速度優先や安全性重視などのスキャンレベルを設定、特定の種類のファイルをスキャン対象に指定といったことが可能という。ストレージの負荷を軽減できるとしている。
プロセスをスキャンすることでパフォーマンスが低下した場合、データバックアップなどのプロセスをスキャン対象から除外して、ストレージのパフォーマンスを最適化できるという。階層ストレージ管理(HSM)に対応しており、複雑な階層を持つファイルシステムに対しても、効率的にウイルス対策機能を提供するとしている。