日本航空(JAL)はウェブサイト上での顧客分析にマイニングソフトウェア「IBM SPSS Modeler」を12月から活用している。日本IBMが12月19日に発表した。
JALはウェブを利用した航空券やツアーの購入、ホテルやレンタカーの予約などの付帯サービスをはじめとした各局面で、顧客のニーズを把握して、より良いサービスの拡充によるビジネス強化を重要課題と位置付けている。同社のウェブページの閲覧履歴は月間2億ページビュー以上となり、大量のデータを効率的に分析して、顧客サービスに有効に活用できるマーケティングを展開することが課題となっていた。
SPSS Modelerを採用することで、数理的、客観的なデータマイニング技術を活用した多様な分析やデータの関係性の発見、マーケティングに効果的な観点を得ることが可能になるという。利用者の年齢や性別、購入実績などとウェブの閲覧傾向や閲覧頻度を分析することで関係性を発見、新サービス導入時にターゲット層を選定するために分析するなど、ウェブビジネスを推進していくためのさまざまな局面で活用できる武器として活用が期待できるとしている。